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コマンドライン

µVision4 IDE は、コマンドラインから呼び出すことができます。プロジェクトファイルのビルド、デバッガの起動、フラッシュメモリへのプログラムのダウンロードを行う際には、さまざまなコマンドライン引数を使用できます。

コマンドラインの構文は以下のとおりです。

UV4 〚command〛 〚projectfile〛 〚options

各パラメータの説明

command 以下に示されているコマンドの 1 つです。コマンドを指定しない場合は、プロジェクトファイルが µVision4 のインタラクティブビルドモードで開きます。
projectfile プロジェクトファイルの名前です。µVision4 のプロジェクトファイルの拡張子は「.uvproj」です。プロジェクトファイルを指定しない場合は、µVision4 で最後に使用したプロジェクトファイルが開きます。
options ビルドプロセスの出力ファイルまたはプロジェクトターゲット名を指定するその他のオプションです。
コマンド 説明
-b プロジェクトをビルドし、ビルドプロセスの完了後に終了します。以下に例を示します。

例:UV4 -b PROJECT1.uvproj
-d µVision4 のデバッグモードを起動します。このコマンドをデバッグ初期化ファイルと共に使用すると、自動テスト処理を実行できます。µVision は、EXIT コマンドでデバッグを完了するか、デバッグセッションが停止すると終了します。以下に例を示します。

UV4 -d PROJECT1.uvproj
-r プロジェクトを再変換し、ビルドプロセスが完了したら終了します。以下に例を示します。

UV4 -r PROJECT1.uvproj -t"Simulator"
-f プロジェクトのプログラミングのためのフラッシュダウンロードコマンドを使用して、ダウンロードプロセスが完了したら終了します。以下に例を示します。

UV4 -f PROJECT1.uvproj -t"MCB2100 Board"

上のコマンドは、以下のオプションと組み合わせることができます。

オプション 説明
-t targetname プロジェクトを開き、指定したターゲットを現在のターゲットに設定します。このオプションは、他の µVision コマンドと組み合わせて使用できます。以下のサンプルは、 PROJECT1.uvproj ファイルで定義されたターゲット MCB2100 Board をビルドします。以下に例を示します。

UV4 -b PROJECT1.uvproj -t"MCB2100 Board"

  • -t コマンドオプションを指定しない場合、µVision は、最後のプロジェクトセッションで現在のターゲットに設定されたターゲットを使用します。
-o outputfile 出力ウィンドウの[ビルド](Build)ページの出力を指定したファイルにコピーします。以下に例を示します。

UV4 -r PROJECT1.uvproj -o"listmake.prn"
-x DDE モードを有効にして、完全なコマンドの出力を返します。

  • このオプションは、-d コマンドと組み合わせた場合のみ使用できます。
-y DDE モードを有効にして、コマンドの確認のみを返します。

  • このオプションは、-d コマンドと組み合わせた場合のみ使用できます。

ビルドプロセス後、ステータスを示す ERRORLEVEL が µVision により設定されます。値を以下の表に示します。

ERRORLEVEL 説明
0 エラーまたは警告なし
1 警告のみ
2 致命的なエラーまたはエラー(警告の可能性)

バッチファイルの ERRORLEVEL にアクセスできます。ERRORLEVEL またはバッチファイルの詳細については、Windows オンラインヘルプのコマンドラインリファレンスまたはバッチファイルに関するセクションを参照して下さい。

以下のサンプルが用意されています。

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