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デバッグコマンド

コマンドの入力

コマンドを入力している間、構文ジェネレータには使用可能なコマンド、オプション、パラメータが表示されます。コマンドを入力するにつれて、入力した文字に一致する可能性のあるコマンドのリストが減っていきます。

「B」と入力すると、構文ジェネレータにリストされるコマンドが減ります。 構文ジェネレータ例 1
コマンドをクリアすると、使用可能なコマンドのオプションがリストされます。 構文ジェネレータ例 2
構文ジェネレータによってコマンドの入力が簡単になり、エラーを回避できます。 構文ジェネレータ例 3

  • コマンド名はすべて大文字で入力します。例えば BreakSet コマンドでは、「BS」と入力する必要があります。

µVision4 では、コマンドラインに入力できる多数のコマンドがサポートされています。

コマンドは、その機能によって次のカテゴリにグループ分けできます。

ブレークポイントコマンド

ブレークポイントコマンドを使用すると、ブレークポイントを作成および削除できます。ブレークポイントは、特定の命令に到達したときにプログラムの実行を停止したり、µVision4 コマンドやユーザ関数を実行したりするために使用します。

コマンド 説明
BreakAccess 長さのあるアクセスブレークポイントをブレークポイントのリストに追加します。
BreakDisable 1 つまたは複数のブレークポイントを無効にします。
BreakEnable 1 つまたは複数のブレークポイントを有効にします。
BreakKill ブレークポイントのリストから 1 つまたは複数のブレークポイントを削除します。
BreakList 現在のブレークポイントをリストします。
BreakSet ブレークポイント式をブレークポイントのリストに追加します。

汎用コマンド

汎用コマンドを使用すると、さまざまなデバッグ操作を実行できます。

コマンド 説明
ASSIGN シリアルウィンドウの入力および出力ソースを割り当てます。
DEFINE [ツールボックス](Toolbox)のボタンを作成します。
DIR シンボル名のディレクトリを生成します。
EXIT µVision4 のデバッグモードを終了します。
INCLUDE コマンドファイル内のコマンドを読み出して実行します。
KILL µVision4 のデバッグ関数と[ツールボックス](Toolbox)のボタンを削除します。
LOAD オブジェクトモジュールと HEX ファイルをロードします。
LOG デバッグウィンドウでログファイルの作成、ログステータスの照会、ログファイルを閉じる操作を行います。
MODE PC COM ポートのボーレート、パリティ、ストップビット数を設定します。
RESET µVision4、メモリマップ割り当て、定義済み変数をリセットします。
SAVE Intel HEX386 ファイルにメモリ範囲を保存します。
SCOPE モジュールのアドレス割り当てとターゲットプログラムの関数を表示します。
SET 定義済み変数の文字列値を設定します。
SIGNAL シグナル関数のステータスを表示し、アクティブなシグナル関数を削除します。
SLOG シリアルウィンドウでログファイルの作成、ログステータスの照会、ログファイルを閉じる操作を行います。

メモリコマンド

メモリコマンドを使用すると、メモリの内容を表示および変更できます。

コマンド 説明
ASM インラインコードをアセンブルします。
DEFINE µVision4 の関数で使用する入力済みシンボルを定義します。
DISPLAY メモリの内容を表示します。
ENTER 指定されたメモリ領域に値を入力します。
EVALuate 式を評価し、結果を出力します。
MAP メモリ領域のアクセスパラメータを指定します。
Unassemble プログラムのメモリを逆アセンブルします。
WatchSet [ウォッチ](Watch)ウィンドウにウォッチ変数を追加します。
WatchKill [ウォッチ](Watch)ウィンドウ内のすべてのウォッチ変数を削除します。

プログラムコマンド

プログラムコマンドを使用すると、ターゲットプログラムを実行して、そのパフォーマンスを分析できます。

コマンド 説明
COVERAGE コードカバレッジ情報を表示します。
Go プログラムの実行を開始します。
LogicAnalyze ロジックアナライザを初期化します。
PerformanceAnalyze 組み込みのパフォーマンスアナライザを初期化します。
Pstep 命令をステップオーバーしますが、プロシージャまたは関数はステップインしません。
Ostep 現在の関数からステップアウトします。
Tstep 命令をステップオーバーし、関数をステップインします。
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