定義済み関数

µVision4 には、いつでも使用できる定義済みデバッグ関数が数多く用意されています。これらは再定義したり削除したりできません。定義済み関数は、作成したユーザ関数とシグナル関数を補助するためのものです。

次の表には、µVision4 の定義済みデバッグ関数がすべてリストされています。

戻り値	名前	パラメータ	説明
void	exec	("command_string")	デバッグコマンドを実行します。
double	getdbl	("prompt_string")	ユーザに double 値を要求します。
int	getint	("prompt_string")	ユーザに int 値を要求します。
long	getlong	("prompt_string")	ユーザに long 値を要求します。
void	memset	(start_addr, value, len)	定数値でメモリを埋めます。
void	printf	("string", ...)	ANSI C の printf 関数と同様に動作します。
int	rand	(int seed)	0 ～ 32767 の乱数を返します。
void	rwatch	(ulong address)	アドレスへの読み出しアクセスまでシグナル関数の実行を遅延させます。
void	swatch	(float seconds)	指定した時間だけシグナル関数の実行を遅延させます。
void	twatch	(ulong states)	指定した数の CPU ステート数までシグナル関数の実行を遅延させます。
void	wwatch	(ulong address)	アドレスへの書き込みアクセスまでシグナル関数の実行を遅延させます。
uchar	_RBYTE	(address)	指定したメモリアドレスの char を読み出します。
uint	_RWORD	(address)	指定したメモリアドレスの short int を読み出します。
ulong	_RDWORD	(address)	指定したメモリアドレスの long を読み出します。
float	_RFLOAT	(address)	指定したメモリアドレスの float を読み出します。
double	_RDOUBLE	(address)	指定したメモリアドレスの double を読み出します。
int	_TaskRunning_	(ulong func_address)	指定したタスク関数が現在実行中のタスクかどうかをチェックします。RTX カーネル対応の DLL が使用されている場合にのみ使用可能です。
double	_sleep_	(ulong milli_seconds)	指定した時間だけスクリプトの実行を遅延させます。
void	_WBYTE	(address, uchar val)	指定したメモリアドレスに char を書き込みます。
void	_WWORD	(address, uint val)	指定したメモリアドレスに short int を書き込みます。
void	_WDWORD	(address, ulong val)	指定したメモリアドレスに long を書き込みます。
void	_WFLOAT	(address, float val)	指定したメモリアドレスに float を書き込みます。
void	_WDOUBLE	(address, double val)	指定したメモリアドレスに double を書き込みます。
double	__acos	(double x)	弓形余弦を計算します。
double	__asin	(double x)	弓形正弦を計算します。
double	__atan	(double x)	弓形正接を計算します。
double	__cos	(double x)	余弦を計算します。
double	__exp	(double x)	指数関数を計算します。
double	__log	(double x)	自然対数を計算します。
double	__log10	(double x)	常用対数を計算します。
double	__sin	(double x)	正弦を計算します。
double	__sqrt	(double x)	平方根を計算します。
double	__tan	(double x)	正接を計算します。

定義済み関数

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