ツールパラメータ用キーシーケンス

µVision4 環境から外部ユーザプログラムに引数を渡すために、キーシーケンスを使用することができます。キーシーケンスは、［ツール］（Tools）メニュー、［SVCS］メニュー、および［ターゲットのオプション］（Options for Target）→［出力］（Output）ダイアログの［ユーザプログラムの実行］（Run User Program）引数に適用できます。

キーシーケンスとは、キーコードとファイルコードを 1 つずつ組み合わせたものです。使用できるキーコードとファイルコードを以下の表に示します。

キーコード	ファイルコードで選択されたパスを指定
%	拡張子は付くがパス指定は付かないファイル名（PROJECT1.UVPROJ）
#	完全なパス指定が付くファイル名（C:\MYPROJECT\PROJECT1.UVPROJ）
@	拡張子もパス指定も付かないファイル名（PROJECT1）
$	ファイルコードで指定されたファイルのフォルダ名（C:\MYPROJECT）
!	現在のフォルダに対する相対パス指定が付くファイル名（SRC\TEST.C）
~ †	現在のカーソル位置の行番号（ファイルコード F にのみ有効）
^ †	現在のカーソル位置の列番号（ファイルコード F にのみ有効）

† キーコード ~ と ^ は、ファイルコード F と組み合わせた場合のみ使用できます。
一部のキーコードはエスケープする必要があります。ユーザプログラムのコマンドラインで $、#、%、@、~、または ^ を使用するには、同じシンボルを繰り返して $$、##、%%、@@、~~、または ^^ のようにエスケープします。
例えば、「@@」と指定すると、ユーザプログラムのコマンドラインで単一の@と解釈されます。

ファイルコード	ユーザプログラムラインに挿入されるファイル名または引数を指定
$D	µVision4 デバイスデータベースから選択されるデバイス名
E	現在フォーカスされているエディタファイル
F	コンテキストに応じて、このファイルコードは以下を返します。［プロジェクト］（Project）ウィンドウで選択されたファイル現在アクティブなエディタファイルビルドプロセスで現在変換中のファイル
K	開発ツールのルートフォルダ（C:\Keil）
L	リンカ出力ファイル。通常はデバッグ用の実行可能ファイル（PROJECT1）。
H	アプリケーションの HEX ファイル（PROJECT1.H86）
P	現在のプロジェクトファイルの名前（PROJECT1.UVPROJ）
X	キーコード %、#、および @ 用。µVision4 の実行可能プログラムファイル（C:\Keil\UV4\UV4.EXE）。
$X	キーコード $ 用。MHz 単位の XTAL クロック周波数。［ターゲットのオプション］（Options for Target）→［ターゲット］（Target）→［XTAL］で選択します。
^X	キーコード ^ 用。kHz 単位の XTAL クロック周波数。［ターゲットのオプション］（Options for Target）→［ターゲット］（Target）→［XTAL］で選択します。
SVCS システムには、次のファイルコードが使用されます。
Q †	SVCS システムのコメントを保持するファイル名
R †	SVCS システムのリビジョン番号を保持する文字列
C †	SVCS システムのチェックポイント文字列を保持する文字列
I †	SVCS システムの［SVCS］→［バージョンコントロールの設定］（Configure Version Control）→［プロジェクト ID］（Project Ident）の文字列を保持する文字列
U †	［SVCS］→［バージョンコントロールの設定］（Configure Version Control）→［ユーザ名］（User Name）で指定されたユーザ名
V †	［SVCS］→［バージョンコントロールの設定］（Configure Version Control）→［データベース］（Database）で指定されたファイル名

† ファイルコード Q、R、C、U、および V は、キーコード % と組み合わせた場合のみ使用できます。

ツールパラメータ用キーシーケンス

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