Go

Go コマンドは、µVision4 にターゲットプログラムの開始を指示します。

実行は、startaddr により指定されたアドレスから開始されます。startaddr が指定されていない場合は、現在のプログラムカウンタから実行が始まります。通常、現在のプログラムカウンタが開始アドレスとして使用された後は、開始アドレスを指定する必要はありません。

ターゲットプログラムの実行は、stopaddr で指定されたアドレスで停止します。stopaddr が指定されている場合、µVision4 は実行の停止時に削除される一時的なブレークポイントを設定します。stopaddr が指定されていない場合、ブレークポイントに到達するか、デバッグウィンドウの［停止］（Stop）ボタンをクリックして実行を停止するまで、ターゲットプログラムが実行されます。

ターゲットプログラムの実行が停止すると、レジスタ、ウォッチ、デバッグなどのウィンドウが更新され、最新の CPU ステータスが表示されます。

注

• 条件ブレークポイントを使用している場合、µVision4 は各命令の後にブレーク条件をチェックする必要があります。このため、Go コマンドを使用して実行を開始した場合でも、µVision4 はターゲットプログラムをシングルステップモードで実行します。

例

>G,main         /* Run starting at $ up to address main       */
>G              /* Start at $.  Break with Ctrl+C or breakpoint */