［ロジックアナライザ］（Logic Analyzer）

µVision4 ロジックアナライザでは、指定する VTREG または変数の変更値がグラフィカルに表示されます。

表示モードを切り替えるには、コンテキストメニューを使用します。
ウィンドウからオブジェクトを削除するには、オブジェクトをハイライトして、Delete キーを押します。

［ロジックアナライザ］（Logic Analyzer）ウィンドウは、上枠に複数のボタンがあり、フィールドが表示されています。

［設定］（Setup）ダイアログでは、シグナル記録の変数を定義し、表示出力を設定します。 一部の構成設定は、コンテキストメニューからも変更できます。このメニューはシグナル名を右クリックすると開きます。

［エクスポート...］（Export...）では、外部ツールを使った解析のため、現在記録されているシグナルをタブ区切りのファイルに書き込みます。

時間のフィールドには以下の情報が表示されます。

• ［最小時間］（Min Time）：シグナル記録バッファの開始時間です。
• ［最大時間］（Max Time）：シグナル記録バッファの内容の終了時間です（通常、現在の CPU 時間と同じ）。
• ［範囲］（Range）：現在の表示の時間範囲です。
• ［グリッド］（Grid）：グリッドラインの時間範囲です。

［ズーム］（Zoom）のボタンにより表示の時間範囲が定義されます。［すべてズーム］（Zoom All）では、シグナル記録バッファの内容がすべて表示されます。［選択範囲にズーム］（Zoom Sel）では、Shift キーを押しながらマウスをドラッグすることで、表示を以前マークを付けた選択項目に変更します。

［コード表示］（Code Show）は、シグナル遷移の原因となったコードの位置でソースウィンドウまたは［逆アセンブリ］（Disassembly）ウィンドウを開きます。

［最小/最大を設定］（Setup Min/Max）では、シグナルの表示範囲を設定します。［自動］（Auto） では、現在の記録の値に基づいた最小値と最大値を設定します。［戻す］（Undo）では、［自動］（Auto）ボタンをクリックする前の設定に戻ります。

ロジックアナライザでは、以下のマウスコマンドとカーソルコマンドを使用して変更情報を確認できます。

• マウスをクリックすることで、カーソルラインを設定します。カーソルラインは、選択したタイムスタンプですべての変数値を表示します。
• 左または右のカーソルキーで、以前のまたは次のシグナル変更にカーソルラインを移動します。左枠でマウスをクリックすると、シグナルを選択できます。
• マウスのカーソルをシグナル変更の付近に置くと（ロジックアナライザは最も近いシグナル変更へスナップします）、詳細情報が表示されます。情報ボックスには、現在のカーソルライン位置に基づいてシグナルデルタ値が表示されます。